死の探究★日誌3

戦争というものは戦闘行為のみを意味するのではなくて、その本質は平和の確実性が存しない全期間を通じて存在する闘争への傾向のうちにあるーということをホッブスは語った。シュミットは、人間は「問題的 problematisch 」な存在であると書いているそうである。
人間は「死」に定められた存在である。人生は、キャンバスの上に描かれた絵画なのかもしれない。キャンバスの上の絵の具を剥がせば、その下は白いキャンバスが現れるだけである。「死」は、いつでも現れることができる。肉体の生命の確実性が存しない限り、「死」は抗うことのできない傾向として絵の具の下のキャンバスのように存在する。今、私には見えないが、自分の日々のかすかな営みの、その足下か背後か隣りかどこかに「死」の存在を感じるのである。